A young Somali refugee inside a tent in a Dadaab refugee camp, Kenya.

© 2008 Marcus Bleasdale/VII

ケニアのソマリア人難民キャンプ内の危機に目を向けよというヒューマン・ライツ・ウォッチの働きかけに応え、5ヵ国の政府が、キャンプの状況改善のため合計1,100万米ドル以上の資金を提供すると表明しました。2008年だけでも約6万人の難民が、母国で激化する紛争から逃れようと、ソマリアからケニアへ国境を越えて来ています。2009年3月、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ケニアのダダーブにある国連難民キャンプ3ヵ所の悲惨な状況について記録し、ケニア警察による恐喝、拘禁、暴行、ソマリアへの強制送還など、ソマリア人難民が受けている人権侵害について詳述する報告書を発表しました。

ダダーブの難民キャンプは現在、当初の収容能力の3倍にまで達しています。援助団体により基本的な食糧、水、医療水準はかろうじて満たされてはいるものの、何千人もの難民が栄養失調状態にあり、水道システムは崩壊し、衛生状況は悲惨です。ヒューマン・ライツ・ウォッチは国連及び国際ドナーに対し、難民の基本的ニーズを満たすため、直ちに行動をとるよう求めました。国連難民高等弁務官事務所はこの求めに直接応じ、難民キャンプに対する資金提供を増加するよう、ドナーに緊急アピールを発しました。この問題を国際メディアやナイロビの外国政府代表者に対して提起した後も、私たちはケニア政府に対し、戦乱のソマリアへの難民の強制送還を止めること、難民に国境を開放すること、ケニアにいるソマリア人の人権を侵害するのではなく保護すること、を求めています

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