ヨーロッパ人権裁判所は、4月24日、重要な判決を言渡し、ロシアによるウズベキスタン人難民たちの本国送還を禁止しました。これらの難民たちは、本国へ送還されれば、拷問されると帰国を恐れていました。イズモイロフ対ロシア事件の判決は、拷問に関する外交的保証について、信頼に値しない不十分なものなので認めない、という現在の判例の流れの中の鍵となる判決と言えます。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、ウズベキスタン人たちを弁護するロシア人弁護士たちをサポートし、ロンドンのAIREセンターと緊密に協力し、アミカス・キュリエ意見書(法廷助言書)をヨーロッパ人権裁判所に提出するなど、本事件に直接かかわりました。このイズモイロフ事件の判決は、ヒューマン・ライツ・ウォッチの意見書に触れて、ウズベキスタンでの拷問に対する外交的保証が本質的に信頼できないと判示しています。またこの判決は、人権NGOの事実調査の価値を認め、具体的にヒューマン・ライツ・ウォッチのウズベキスタンでの拷問についての報告書に触れています。
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インパクト
ロシア - 送還されれば拷問の危機にあったウズベキスタン人の送還阻止される
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