コンゴ民主共和国の議会が、政治弾圧を調査する委員会を設立しました。これは、ヒューマン・ライツ・ウォッチが長らく提案してきた政策です。調査委員会は、政治弾圧についての国民的な議論を行なうほか、深刻な人権侵害に対する責任追及の手続きを始めます。カビラ政権による政敵排除目的の暴力や脅迫行為の実態を、ヒューマン・ライツ・ウォッチは詳細に報告してきました。2006年の選挙以来、コンゴ政府の治安維持部隊はおよそ500人を殺害、1000人以上を拘束し、拘束された人の多くを拷問しています。ヒューマン・ライツ・ウォッチの発表は、国際メディアや現地メディアに広く取り上げられ、報告書はコンゴの上院・下院議員に広く配布されました。両院とも、私たちの報告内容に基づき議論。そして、下院が380対4で調査委員会の設立を可決したのです。ヒューマン・ライツ・ウォッチは、調査委員会の開始後、調査内容を報告するために委員会に招へいされることになっています。先日、コンゴ議会上院が、ヒューマン・ライツ・ウォッチが明らかにした人権侵害に対処するため、法務大臣、内務大臣、そして人権担当大臣を審問のため召喚しました。
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インパクト
コンゴ議会:政治弾圧を調査する委員会を設置
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