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(パリ)-11月13日にパリとサンドニで起きた同時多発テロは、卑劣な行為だと本日ヒューマン・ライツ・ウォッチは述べた。公式発表によると、死者数は120人以上、負傷者は200人以上で、フランス史上もっとも被害者の多いテロ事件の1つとなった。過激派組織イスラム国(ISIS)が犯行声明を出している。

A policeman stands guard outside the Le Carillon restaurant the morning after a series of deadly attacks in Paris Reuters 2015

「今年に入り2度目の、パリの中心部への攻撃が起きてしまった。人の命を無視するこのような卑劣なテロ行為は、いかなる理由であっても正当化できない」とヒューマン・ライツ・ウォッチのフランス代表ベネディクト・ジャンヌローは述べた。「犠牲になった方々のご冥福をお祈り申し上げるとともに、そのご家族、ご友人等のご心痛を、心よりお察しいたします。」

10区と11区そしてサン=ドニのサッカー場スタッド・ドゥ・フランス近くでの同時多発テロは、フランスにおける今年2度目のテロ事件となる。パリでは1月にも「シャルリー・エブド」の編集者と漫画家数人を含む17人が殺害された連続テロ事件が起きている。

フランソワ・オランド仏大統領は、今回の事件を「戦争行為」と呼び、国家非常事態を宣言。国境管理を強化し、仏軍を動員させた。

「更なるテロ攻撃と報復行為を防ぐため、フランス当局が法の支配と人権保護に徹した対応をとることが極めて重要である」と前出のジャンヌローは指摘した。

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