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(マナマ)-2011年4月18日未明、バーレーンの著名な人権活動家の自宅に、何者かが催涙弾数発を投げ込み襲撃した、とヒューマン・ライツ・ウォッチは本日述べた。バニ・ジャムラ(Bani Jamra)村で午前3時30分に起きた襲撃は、バーレーン・センター・フォー・ヒューマン・ライツ(Bahrain Center for Human Rights)代表でヒューマン・ライツ・ウォッチ中東委員会委員である、ナビール・ラジャブ(Nabeel Rajab)氏の自宅を狙ったものだった。

ラジャブ氏によると、投げ込まれた催涙弾のうち2発から発生したガスは、隣に住む78歳の母親の家にまで広がり、呼吸器系疾患のある母親は大変苦しんだ、という。3発目の催涙弾は爆発しなかった。ヒューマン・ライツ・ウォッチの知る限り、ラジャブ氏宅の敷地に投げ込まれたタイプの催涙弾を入手できるのはバーレーン治安部隊だけである。

「この襲撃は、人権活動を行ってきたナビール・ラジャブ氏を狙ったものであるのは確実と思われる。バーレーン当局はこの事件を捜査し犯人に法的責任を問う必要がある」とヒューマン・ライツ・ウォッチ中東局局長代理ジョー・ストークは述べる。

催涙弾の刻印を見ると、トリプル・チェイサーCS 515(Triple Chaser CS 515)催涙弾とあり、ペンシルバニア州ソルツバーグ(Saltsburg)フェデラル・ラボラトリー(Federal Laboratories)で製造されたことがわかった。「これらの催涙弾は、私と母の2軒の自宅を囲んでいる高い塀を越えて投げ込まれた。私と母の家のすべての人が就寝中で、付近の不穏な状況には気がつかなかった。」とラジャブ氏は話していた。

当局は4月10日、「4月9日に拘束中に死亡したアリ・イサ・イブラヒム・サケル(Ali Isa Ibrahim Saqer)の遺体の写真が、ラジャブ氏のフェイスブックページに掲載されたが、ラジャブ氏が捏造した写真だ」と公けに批判していた。サケル氏の背中全体にある切り傷など、身体的虐待の痕跡があるのは写真から明らかだった。ヒューマン・ライツ・ウォッチの調査員1人が、埋葬直前にサケル氏の遺体を目撃しているが、写真は本物だと語っている。

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