本報告書(全12ページ)では、ビルマおよびバングラデシュ出身のロヒンギャの大量移住が起こった理由、並びに東南アジアへの移動過程で彼らが受けた仕打ちについて分析している。 ビルマ国内、特にアラカン州でのロヒンギャに対する迫害と人権蹂躙は、国際的な注目がほとんどないまま、20年間以上も続いてきた。 こうした人権侵害には、超法規的殺害、強制労働、宗教弾圧、移動制限などがある。厳格な国籍法が原因のロヒンギャの無国籍化が、彼らに対する弾圧をますます深刻なものにしている。