僧侶たちのレジスタンス

ビルマにおける仏教と抗議活動

本報告書(全99ページ)は、長年にわたってビルマを観察してきたバーティル・リントナー 氏による執筆で、2007年9月のビルマの僧侶主導による民主化蜂起の後、いかに政府が僧侶を弾圧したかの記録。逮捕、暴行、拘禁された僧侶一人ひとりの経験が詳細に記されている。僧侶たちが 、反体制派指導者のアウン・サン・スー・チー女史が自宅軟禁されている通りをデモ行進してから2年経っても、未だ何百人もの僧侶が刑務所に収監されている。更には何千もの僧侶が、軍事的弾圧の恐怖にさらされている。僧侶の多くが僧院を後にして故郷の村に戻るか、国外亡命した一方で、僧院に残った僧侶の日常は、常に政府の監視下にある。