2007年9月にビルマで起きた軍政に対する大衆的な抗議行動は、この20年あまりで最大のものだった。仏教僧は、比較的安全だった僧院から街頭に出て、デモの先頭に立った。後に「サフラン革命」として知られる運動だ。ビルマ政府の治安維持部隊は、仏教僧などの平和的な抗議活動の参加者を殺害し、暴行や拷問も加え、力づくで解散させた。弾圧後にビルマの裁判所は、数百名もの政治活動家や仏教僧に、長期刑(最大65年)を宣告した。
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