現在、世界9カ国の政府が、子どもを兵士にしています。うち8ヵ国は、米国の軍事援助を受けています。今この瞬間も、25万人もの子どもが、世界各地の政府軍や民兵組織、過激派組織などによって兵士として利用されています。一言で「子ども兵士」といっても任務はいろいろ。戦闘兵として戦わされるほか、情報の伝達係にされたり、人間地雷感知器にされたり、性奴隷などにされています。そして、子どもたちは、命を奪われ、健康な肉体・精神を蝕まれ、楽しいはずの子ども時代を奪われています。 作成2007年 (HRW東京事務所 注:本ビデオ作成後の2008年12月、子ども兵士を利用する国に対する軍事援助を制限する法律が米国で成立。ヒューマンライツウォッチ他のアドボカシーの努力が実りました。但し、本当に子ども兵士のない世界を実現するためには、米国のみならず、日本などの世界各国の政府や、国連安保理も、子ども兵士を利用する政府に対して措置をとっていくことが必要です) A fourteen-year-old member of the AUC in Medellín. © 2002 Marcelo Salinas