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【日本語訳】

2018年11月30日

〒100-8916 東京都千代田区霞が関1-2-2

労働政策審議会 御中

 

職場のハラスメント対策に関するたたき台へのコメント

 

労働政策審議会委員各位

 

拝啓 厚生労働省が2018年11月19日に公表され、今後数週間かけて貴審議会で議論されると伺っている、職場のハラスメント対策に関するたたき台について、ヒューマン・ライツ・ウォッチのコメントの提案を提出いたしたく、本書簡を差し上げています。

ご存じのように、職場での暴力とハラスメントは深刻な問題であり、厚生労働省と労働政策研究・研修機構ならびに多数の労働組合や非政府組織の調査によって、その実態が広く明らかになっているところです。残念ながら、日本の法律は、職場におけるすべての暴力やハラスメントから労働者を十分に保護しているとは言えません。

今回の議論は、日本政府と使用者側、労働者側が、現行法を改正したり、新法の制定に向けた提案を行うことを通じて、すべての人にとって暴力やハラスメントのない安全な労働環境を実現する上で大切な機会です。貴審議会が重要な議論を続けるにあたり、私どものコメントと提案をご考慮いただくよう、ここに要請する次第です。

お問い合わせ等は、ヒューマン・ライツ・ウォッチ日本代表の土井香苗(xxxxxxxxxxxxxx、xxxxxxxxxxxxxx)または、女性の権利局上級調査員Rothna Begum(xxxxxxxxxxxxxx、xxxxxxxxxxxxxx)までお願いします。職場からあらゆる暴力とハラスメントをなくすため、皆様と力を合わせることができれば幸いです。

ご検討に感謝申し上げます。

敬具

 

ロスナ・ベグム                                                                                       土井香苗

上級調査員(女性の権利担当)                                                           日本代表

 

皆様のあたたかなご支援で、世界各地の人権を守る活動を続けることができます。

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