ジャーナリストをはじめとする人権活動家の殺害が続くロシア。しかし、ロシア政府は、こうした残虐な犯罪行為を処罰せず、多くの事件の真相は闇に葬られたままです。
この度、2009年のHRWの人権アワード2009の受賞者のひとりで、ロシアの著名な独立系新聞ノーバヤ・ガゼータ紙の記者であるエレナ・ミラシナ氏が来日されます。ミラシナ氏は、2006年10月にモスクワの自宅アパートで殺害されたアンナ・ポリトコフスカヤさんの後輩記者でもあり、自らの命が危険に晒される中、主にチェチェンを舞台に、拉致、強制失踪や政治的な暗殺、拷問などの被害者の経験を、勇気をもって発表し続けています。
第1部のミラシナ氏による講演では、ミラシナ氏が自らの体験をもとに、チェチェン、そして、ロシアの人権状況と、脅威にさらされる報道の現状を語ります。
第2部のパネルディスカッションでは、毎日新聞社 記者の杉尾直哉氏、チェチェンの子どもたち日本委員会 共同代表の 岡田一男氏も交え、チェチェンの現状、そして国際社会に何が求められているかについて議論を交わします。
日時: 2010年4月17日(土)13時~16時 (開場12時半)
場所: 明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー 3階 1032教室
〒101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1
地図: http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
主催:ヒューマン・ライツ・ウォッチ
後援:明治大学、毎日新聞社、チェチェン連絡会議
プログラム
解説:外池力氏 (明治大学政治経済学部教授)「ロシアの現状と人権」
第一部:講演(日本語通訳つき)
エレナ・ミラシナ氏
(ノーバヤ・ガゼータ紙記者。2009年のヒューマン・ライツ・ウォッチ人権賞受賞)
チェチェンで続く人権侵害、ロシアのジャーナリストや人権活動家のおかれた状況、
ロシアの人権状況について
第二部:パネルディスカッション:
チェチェンの現状、ロシアの現状
--- 国際社会に何が求められているか
パネリスト:
エレナ・ミラシナ氏
(ノーバヤ・ガゼータ紙記者。2009年のヒューマン・ライツ・ウォッチ人権賞受賞)
タニヤ・ロクシナ氏 (ヒューマン・ライツ・ウォッチ モスクワ事務所 副所長)
杉尾直哉 氏 (毎日新聞社 記者 )
岡田 一男 氏 (映像作家 チェチェンの子どもたち日本委員会 共同代表)
モデレーター: 土井香苗 (ヒューマン・ライツ・ウォッチ 東京ディレクター)
参加費:1,000円 (学生以下無料)
日本語通訳付き
事前にtokyo[アット]hrw.org宛に、ご氏名とご所属をメールしていただけますと幸いです
(アットを@に置き換えてメールしてください。事前申込みなしに直接御来場いただいても問題ありません)
お問い合わせ: ヒューマン・ライツ・ウォッチ(担当 吉岡)03-5282-5160 / tokyo[アット]hrw.org