報告書「権利も安全もない:メキシコ麻薬戦争における殺人、拷問、そして失踪」(全214ページ)は、メキシコの強大な麻薬密売組織と対決するためにフェリペ・カルデロン大統領がとった対策のもたらした人権侵害について精査している。同国の最も暴力が吹き荒れる5州での綿密な調査を通してヒューマン・ライツ・ウォッチは、2006年12月のカルデロン大統領就任以降に起きた拷問事件170件以上、失踪事件39件、超法規的殺害事件24件に、治安部隊が関与していることを強く示す証拠を明らかにした。
ヒューマン・ライツ・ウォッチは、たゆまぬ活動を続ける勇敢な人権活動家7人に対し、名誉ある「アリソン・デ・フォージュ人権活動家賞」を授与する予定。